三玲さんのふるさとへ

蠍座は人の力を集めつつ何かを達成するような感じの日。 』

岡山最終日は朝早く起きて、まず6時半の伯備線で高梁に向かいました。そこからバスに乗って、目指すは吉備高原
市街地を抜けて、山道を上って行きます。
けっこう上って行くのと道幅が狭いので、自転車では走りたくないなぁ…
およそ一時間で、終点の吉川というところに着きました。
三玲さんの記念館は、バス停のすぐそば。運転手さんの話ですと、周りに観るところもも無いので、約40分後のバスで戻ればいいとのこと。
まず、バス停のすぐそばにある「吉川八幡宮」にお詣り。
境内を抜けて、町役場へ向かうと入ってすぐの所に生家から移築された天籟庵がありました。
建物の周りをぐるぐると、眺めながら歩いていると役場の職員の方が雨戸を開けて下さって、室内を見せて説明して下さいました。
お庭の写真のパネルを展示してある所も見せていただくと、そこには町内にある個人のお宅のお庭の写真がありました。
どのお宅も豪華なお庭なので、びっくり。
そのうち一軒は、事前に連絡をすれば見学させていただけるのだとか。
…これは、またいつか来なくては。
バスの時間が迫ってきたので、後ろ髪を引かれつつもお礼を言っておいとましました。
帰り際に、吉川八幡宮の鳥居の右側にも、三玲さんの石が並んでいますよ、と教えて下さったので忘れずにチェック。
よかった、見落とすところでした。
バスに乗って、また高梁の駅に戻ります。
ああ、せっかくだから生家跡や『友琳の庭』も見たかったなぁ…
車か自転車が無いと難しい場所です。
駅に着いたら、次の電車の時間を調べてから、歩いて頼久寺へ。
小堀遠州作のお庭は、ちょうど咲いていたサツキと後ろの山の借景との組み合わせが素晴しかった。想像していたよりも良いお庭でした。ここは、季節を変えてもう一度来てみたいです。
さあ、新幹線の時間までどうしよう?岡山に戻って。後楽園リベンジでも良かったのですが、昨日探せなかった遺跡に行ってみようかと思い、再び備中一宮のレンタサイクル屋さんへ。
あと二時間後の電車に乗れば、新幹線に間に合いそう。
お店のおばちゃんに計画を話すと、大丈夫、間に合うよ、とのこと。
では、今日は地図のデータもあることだし、昨日一度走っているから…と行ってみることにしました。
ところが…
また吉備津神社周辺でミスコース?
地図を眺めて、首をかしげていると通りかかったおじいさんが「どちらへ行きたいんかね?」と声をかけてくれたので、サイクリングロードを教えていただいて、無事にコースへ復帰。
大丈夫かしら、私…
鯉喰神社から県道に出て、まずは小高くなっている住宅地を目指します。
坂道を上って行くと、看板があったのでひと安心。合っていました。
確かに、最後は激坂なので、自転車を遺跡の入口に停めて歩きます。
平日の昼間なので人気が無くて、おまけに辺りは木がうっそうと茂っていて、何だか寂しい様子。
頂上に給水塔のようなのがあって、それをみたら例の神戸の事件を思い出して、怖くなってしまいました。
ひと通り石のついたて(?)を見て、写真を撮ったら即退散!
また元のサイクリングロードに戻って、駅へ帰ろうと走っていると、知らない間に県道に出ていました。
???
どこで道を外れてしまったのか、まったく見当がつきません。
タクシー会社があったので、駅までの道を教えてもらいましたが、全然とんちんかんな方向に走っていてびっくり。
おかげさまで、無事電車の時間までに自転車を返すことができました。
あとは帰るのみ。
岡山駅に戻って、遅いお昼ご飯を食べて、新幹線に乗ったら、ほっとしたのかすぐに爆睡してしまったようです。
楽しかったな、岡山。